ある公式戦、ヒットで出塁した子どもが一塁で牽制アウトとなった。
牽制も上手いように見えたが、ランナーの反応があまりにも鈍かった。
まるで、一塁に牽制されたのを見ていなかったと思うくらいに、投げられても微動だにせず。
一塁手がキャッチしてから気付いて、二塁へ走り出したくらいに見えた。
見ていた方からしたら
「集中してなかったな」
「何をボーっとしてたんだ！」
と言われても仕方のない状態。
実際に自分も“集中してなかったな、あのバカ！”くらいに思っていたのだが…
隣にいた父兄の方から一言
『〇〇君はリードを取った後、ベースとの距離を確認するためにピッチャーから目を切る癖があるよね』
『もしかしたら、その目を切ったタイミングで投げられたのかも』
との助言。
“まさか、そんな事があるのか!?一瞬の事だけど…”
と思いながら、帰りの車の中で子どもに確認すると。
『そう、ベースとの距離を確認している間に投げられたから、気づかなかった』と。
牽制アウトになった時、△△さんには状況を見抜かれていた事。
完全に癖を把握されていた事を子ども伝えると、ただただ驚いていた。
親子で「△△さん凄いな～」と感心しながら帰ったのを今でも覚えている。
助言を下さった父兄の方は、少年野球で監督経験もある方。
別のチームながら、我が子を以前から知っている方ではあるのだが。
まさかそんな細かい癖まで把握されていたとは(;^_^A
野球経験者の見方って、やっぱり素人には想像もつかないレベルなんだな…と感じた。
同時に勉強になった失敗だった。
当時のピッチャーが、実際に目を切るタイミングを狙って牽制球を投げたのか、
それとも偶然かはわからないけれど…
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